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Another10周年!

更新日:7月23日

人形の眼に映る世界は…




死者は誰?

 2012年1月9日、綾辻行人原作の小説『Another』はアニメ化という形でテレビデビューした。

 舞台は1998年の夜見山なる地方にある中学校(以降は夜見山中と表記)。榊原恒一は病院で見崎鳴という不思議な少女と出会う。夜見山中に転校した榊原恒一はその「見崎鳴」がいないものとして、まるでいないかの様な扱いを受けている事に疑問を抱く。誰とも接触を図らない見崎鳴、そして、「みさき」という存在に怯える級友達、物語が進む毎に彼らの命が闇に消えてゆく。彼らに関わった者達もまた凄惨な死を遂げるのだった。それは死者と呼ばれる存在が引き起こしていた事を知った榊原恒一には、悲しくも驚くべき、真実を知る事となった。

 不気味な幽霊の様な「見崎鳴」という存在が、次第に愛らしい少女に映るのだから、不思議だ。特に限定発売された『Another』0巻を見れば、これまでの見崎鳴、引いてはアニメ本編では一度も登場しなかった、彼女の双子の姉妹である藤岡未咲の印象も大きく変わる事は間違いない。ほのぼのすると同時に彼女らの身に起きた悲劇を知る意味でもファンであれば必見と言えるだろう。

 0巻のエピソードにも死の影は見え隠れしている。見崎鳴が同じ命を分け合った家族と暮らせない背景にも「死」がリンクし、彼女らの小さな幸せすら「死」によって終わりを告げる。藤岡未咲との想い出の残る地で見崎鳴の級友達は凄惨な死を遂げ、物語が終わりに近づいても、彼女に疑いの目を向ける者、死を望む者さえいる。見崎鳴の「人形の眼」と呼ばれる義眼を通してみる世界は違う様でいて、同じ舞台、同じものを映している。

 この事件の元凶となった死者もまた「普通の人間」だった事を忘れてはいけない。その者の本当の姿、事情を知って尚も手を下せるだろうか。犠牲になった者もその元凶となった者も「死」に一生を左右された人間なのだから。

 2012年以降、『Another』はアニメ化されていないが、閑話であり、スピンオフ作品に該当する『AnotherS』、ファン待望の続編『Another2001』も綾辻行人先生ご自身が執筆されており、今後のメディア展開からも目が離せない。


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 当サイトの管理人は『Another』0巻の見崎鳴と藤岡未咲の交流に涙し、そして、萌えてしまい、一枚のイラストを描き上げた。見崎鳴と藤岡未咲が一緒に音楽を聴いているという至って、簡素なものだった。それを切っ掛けに彼女らのイラストを週に一度というペースで描く様になり、それが百合同人を始める原動力になったと言っても過言ではない。0巻の時間にして、30分程のエピソードで10年も見崎鳴と藤岡未咲のイラストを描く事になるとは、かつての管理人は想像すらできなかっただろう。

 その方針であるが、俗に言う百合、GL(ガールズラブ)、それも姉妹同士で肉体関係を持つというあまりにも背徳的な作品を描く事にある。原作、コミック版、アニメ版、実写映画版、どこの世界線にもない、大人になった見崎鳴と藤岡未咲のが幸せに暮らす、そんな妄想も形にしてゆきたい。勿論、『Another』で命を落とした他のキャラクター達も描いていきたい。


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