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元対策係の百合の日

 夜見山中学の呪いの3組と呼ばれるクラスに対策係というものがあった。≪現象≫に対抗すべく、ツインテールの似合うクラスのリーダー格の少女、赤沢泉美、そして、お洒落な眼鏡が気難しさだけでなく、気品さをも感じられる優等生の杉浦多佳子が選ばれた。泉美が一目惚れした男子生徒に振られて(彼も眼帯の少女に告白しようとしたが、その眼帯少女が瓜二つの少女と恋仲だと知り、玉砕したとか)から、多佳子と行動を共にする事が多くなり、いつの間にか、泉美と多佳子は恋仲になり、それは対策係の中だけの秘密になっていた。
 「多佳子…」
 「泉美…」
 自然とエッチをする仲になり、夜見山を出てからも卒業後の進路も一緒、勉学に励み、同じ大学を目指し、大人になってからも腐れ縁でズルズルと関係は続いていた。そんなある日だった…

◆◆◆

 「今日は百合の日なんだって」
 同棲中の泉美の言葉に多佳子は過敏に反応する。元々、泉美が男の子も好きだという事も承知で狙っていたのだが、無理はないが。
 「そうなんだ…」
 多佳子はトントンっと煙草を箱で叩き、平静を保とうとする。泉美はムッとした表情でタバコを取り上げる。
 「もう、身体に悪いって、言ってるじゃない!」
 怒っている泉美の頬に触れて、艶っぽい声で囁く。
 「煙草の事、忘れさせて…」
 泉美はその名の通り、顔をまっ赤にして、思わず、多佳子から取り上げた煙草を落とす。
 「今日の多佳子…ちょっと変だよ…」
 「今日は百合の日なんだから、記念になる様な事しようよ。」
 大人になっても、一見すると大人びて見えても、すぐに拗ねたり、ちょっと責めただけで子供みたいに恥ずかしがる、そんな、恋人を虐めるのが、多佳子は堪らなく好きなのだ。
 (大人びている癖にまだまだお子ちゃまなんだから♥それに薄いシャツやショートパンツでそんなエロい身体で歩き回ってて、泉美大好きの私に狙われない訳ないじゃない!)
 ツインテールは子供っぽいから嫌だと言って、随分前にポニーテールにしたが、そのおかげで夜見山中時代にない魅力が備わったと多佳子は喜んだものだ。薄い衣服の下に隠された豊満な身体、自分に負けず劣らずの巨乳、脂が乗った腰回りや腿、お尻に何度釘付けになったか、エッチの度に熱い視線を向けてしまう。それがいけないのか、最近は恥ずかしがり、多佳子から誘っても、なかなか秘め事タイムに応じてくれなくなった。
 (今日こそは溜まりに溜まった欲求不満を発散してくれる!!)
 ロングスカートとカーディガンと地味な様でお洒落っ気のある格好とは裏腹に多佳子から感じる邪念に泉美も少し感づいてはいたが、その正体には気づかずにいた。
 「折角だから、デートしよっか?」
 「いつも、一緒に出掛けてるでしょ?」
 泉美の提案を多佳子は瞬時に断る。他にも、記念になる物を買おうとか、恋愛物の映画でも見て、ロマンチックに過ごそうとか、色々、提案するが、やはり、棄却された。そして、落ち込む、泉美に多佳子が提案したのは…
 「折角の百合の日なんだから、まずはエッチしない?女同士で♥」

◆◆◆

 赤沢泉美と杉浦多佳子は豊満な身体を晒し、惜しげもなく、ぶつかり合い、愛し合っていた。百合の日の事を話してから、ずっとこうして、肢体を絡ませ合っている。それは日が落ちてからも続いた。
 「い…い…じゅみぃぃ…♥」
 「た…か…子…しゅごい……♥♥」
 肉づきの良い女性二人が絡み合う度にジュクジュクと卑猥な水音が木霊する。全身が熱くなり、汗が吹き出し、汗と化粧品とが混じり合った得も言われぬ香りが立ち込め、局部からもヌルヌルの体液が溢れ、汗でも、香水でもない、それは匂いからもまるで違うものだという事が分かる。
 「また…濡れてるぞ…♥」
 「そんな事な…あうっ♥」
 多佳子はディープキッスで一端、泉美を黙らせる、この日、幾度も繰り返される口づけに慣れるハズはなく、泉美はされるがままになった。多佳子は豊満なおっぱいに噛みつき、歯でコリコリと乳首を責め、指をお腹、お臍、そして、女陰に触れる、まるで熱した泥沼の様だった。
 「そんな汚しちゃって、本当に泉美はエッチな子だな♥」
 多佳子は指をちゅぽんと引き抜き、脳味噌が蕩けそうになっている泉美の局部へと顔を移す。逃げられない様にガチッと両足をロックすると恋人の体内から放たれた熱く、甘い蜜を飲み干している。むっちりと肉がついているが、身体のラインと同じく、美しい局部、女陰を責める度に整った顔が快楽と苦痛に歪め、愛らしい声で鳴く、足の付け根をなぞる様に舌をねっとりと這わせ、肉のついた恥丘にキスをしたり、唾液を塗りつけたり、クレヴァスをレロレロと舐め、一番触れてほしい部分を敢て、外してやる。
 「良いよね?」
 泉美は声にならない喘ぎでそれに応える。多佳子は嬉しそうに両手でクレヴァスを開かせる、にゅるっと異物が体内を暴れ回る感覚に泉美は狂う、おっぱいに甘噛みした時よりも凄まじく、恥じらい、乱れる姿に多佳子の嗜虐心はより擽られる。体内の熱さに直に触れられる心地良さ、どんどん溢れる蜜の味にどんどん毒されてゆく。
 「あぎゃーああぁぁあああ!!!!」
 洪水の様に親友から恋人になった女性へと愛液を放つ。熱気と蜜でベトベトになった眼鏡を簡単に拭くと泉美が荒くなった呼吸を整えるのを待つとニコッと笑う。
 「次は泉美が私を好きにして良いよ♥」

◆◆◆

 「いじゅ…みぃぃ…♥♥こん……にゃ…に…へん…たい…あっ…!!!」
 多佳子は四つ這いになり、お尻を大きく振った、シーツに爪を立て、泉美程ではないが、大きな乳房が圧し潰され、時にはプルンっと大きく震えた。肛門、菊の穴への責めに悶え続けている。
 「誰が変態だ?さっきまで私の事を犯しまくってた癖に♥」
 泉美は多佳子をお尻を突き出す様な姿勢にして、肉付きの良いお尻を揉み、くいっと開かせるとそこに隠されたひくひくと動く、放射線状の穴にむしゃぶりつく、唾液を塗り込みながら、蹂躙した。多佳子のアヌスも泉美の行為を受け入れ、細いとはいえ、三本も指を飲み込み、その度にお尻を振って、甘える様な声を上げる。
 (泉美とエッチして、今度は私がしっかりと犯されてる♥最高~)
 かつては優等生であり、クールなインテリ女子のイメージさえある多佳子の本心と淫靡な姿を見たら、彼女を知る者は凍り付く事だろう。尤も、彼女との乱れ切った性交にズブズブと嵌まってゆく、泉美には関係のない事だが、お尻を穿られ、達してしまう多佳子の愛液を嬉しそうに四つ這いの恋人から舐め取っている事からも大人びて、クラスで一目を置かれていた泉美の姿はもう見る影もないが…
 「多佳子…一緒にいこう♥」
 「良いよ♥私の可愛い泉美♥」
 泉美と多佳子は抱き合いながら熱いキスを交わす。おっぱいが潰れんばかりの抱擁、乳首同士のキスだけでも、おかしくなりそうだ。そして、何度もお互いに弄び、貪った脂の乗った恥丘を、大人の女性の色香漂う女陰を重ね合わせる。
 「うぁぁぁああああ!!!!!多佳子ぉぉぉぉ♥♥♥♥」
 「いじゅみぃぃぃぃいい!!!!!いじゅみぃぃぃ♥♥♥♥」
 年相応に肉付きも良く、幾度もの性交でしゃぶり尽くされた大人の女陰同士がぶつかる。何度やっても女性同士の交わりからは抜けられぬのも道理、それも好きな女性同士であれば尚の事だろう。脂の乗った肉と肉とがぶつかる音が迸るどろりとした炎の様に吹き出しつつある愛液の水音と重なる。妖艶な女性が発するとは思えない、まるでケダモノの様な叫びがお互いの脳裏を焼いてゆく…
 「いいいぃぃぃくぅぅぅうううう♥♥♥♥」
 「いじゅ…みぃぃぃいい!!!!!私だ…けのぉぉぉおお♥♥♥」
 ドピュドピュドクドクッというこの世のものとは思えない音共にお互いに熱く濁った蜜を放出して、想い人の身体を体内を穢してゆく…

◆◆◆

 「もう!多佳子のせいで百合の日、エッチだけで終わっちゃったじゃない!」
 泉美はお布団の中で毒づくが、傍らにいた多佳子は泉美のほっぺを抓る。
 「泉美だって、エロい顔で愉しんでたでしょ!私のお尻…しゃぶりまくった癖に!」
 対策係の女子二人は大人になってからも、百合で紡がれた絆が変わらない事を示す様にじゃれ合っている。
 「女の子が二人で延々と愛し合う…。百合の日に相応しいじゃない♥」
 多佳子は掛布団からはみ出した大きな乳房を乳首を指で虐めている。乳首を突かれたり、擽られる度に恥じらう泉美は何とか逃げ出そうとするが、多佳子に絡まれ、ゴロゴロと転がったり、戯れる内に四つ這いでホールドされた事に気づく。
 「多佳子??やめてよね?ね!」
 泉美の大きなお尻に多佳子の目が向いている事に危機感を覚えるが、気づいた時にはもう遅い、にゅるっと唾液を流し込まれてゆく。
 「さっきのお返し♥それにいっつも、可愛がりたいなって思ってたんだ♥ショートパンツ越しに泉美のこの大きなお尻を見る度にさ…」
 生まれたままの姿でお尻の穴を舐められ、指を入れられるだけ、挿入され、ガバガバになるまで、泉美は多佳子に可愛がられたとの事だ…

 6月25日は過ぎても彼女らの「百合の日」はまだまだ終わらない様だ…




​ FIN

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