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ツインテールの日は赤沢さんと一緒♥

 「多佳子♥今日の為に髪…伸ばしたんだ♥」
 今日は2月2日、巷では、ツインテールの日とか呼ばれているとか、いないとか。それ自体はどうでも良い。問題なのは、同棲している恋人が夜見山を出て、十数年ぶりにご自慢の赤みがかった茶色い髪をツインテールにして、ベッドに誘っている事だ…

 「最近、髪を伸ばしてると思ったら、まさか…本当に……」
 豊満なおっぱいと肉づきの良いムチムチの腿が見る者を虜にする、たっぷり脂が乗った肉体、切れ長の紅い瞳からも分かる様に整った綺麗な顔立ち、大人の魅惑溢れる女性に成長した赤沢泉美、そこに敢て、子供染みて、茶目っ気のあるツインテールという「可愛さ」という悪魔的な発想!夜見山中の頃の大人びた女子生徒とはまた違った、魅力に多佳子は息を呑んだ。
 「本当も何も…多佳子…好きなんでしょ?ツインテール♥」
 呪いの3組を卒業した泉美は進学の為に夜見山を出た。高校は勿論、大学を卒業してからも帰る事はなく、こっちで就職した。気づけば、同棲を始めてから十数年になる。チャームポイントだったツインテールをやめたのも、夜見山との因縁、過去との決別の一環だったのではないかと多佳子は勘繰っていた。ポニーテールやショートカットも似合ってはいる、大人の女性の色気を際立たせていて、それはそれで多佳子のハートを掴んでいた。髪を伸ばし始めたのは、つい最近の事でロングヘアーにしたのも、気紛れかと思っていたが、まさか、こう来るとは…
 「覚えてないの?去年の今頃だったかな…」
 多佳子と泉美がいつも見ているバラエティ番組で2月2日は「ツインテールの日」と銘打って、特別企画が催された時、「泉美のツインテールも可愛かったよね」と軽口を叩く、多佳子に「今更、そんな事できないわよ!」と泉美は顔を上気させて、怒鳴った。そんな、彼女らの日常の一コマとして、当の多佳子も忘れていたのだが…
 (泉美の奴…ツンデレだからな)
 多佳子にツインテール、あの夜見山中にいた頃の象徴たるヘヤースタイルを褒めてもらったのが、舞い上がりたい程に嬉しかったのだろう。今日の、翌年のツインテールの日の為にこうして、伸ばしていたのだから。愛情表現が素直にできないのも、些か、考えものだ。
 (そこがまた可愛いんだよね♥)
 多佳子は舌舐めずりをして、胸元のボタンをポチポチと外してゆく。
 「ツインテールになった大人泉美を存分に可愛がってあげる♥」
 鼻息が荒くなる多佳子を誘うかの様に泉美は大きな乳房を擦り、ツインテールにした髪を梳いては逃がしを繰り返す「触りたいでしょ♥」と言わんばかりに。衣服が脱ぎ捨てられ、次第に露わになる多佳子の肉づきの良い身体を泉美は舐め回す様に見つめる。豊満なおっぱい、ムチムチの恥丘や腿、大きなお尻、何よりも蜜が滲んでいる女陰に目を奪われる。
 「多佳子…おいで♥」
 言葉が終わらない内に多佳子はベッドに乗り込み、泉美を組み伏せた。お互いの切れ長の瞳と瞳が合い、暫し、見つめ合う。大人の女性が少女の様に眼を潤ませているというのも、嗜虐心が擽られる。それが愛した女性であれば尚更だ…
 「泉美……♥」
 「多佳子…♥」
 泉美と多佳子はディープキスをする。女性同士でキスをする事にもう抵抗はない。だが、口づけている女性の愛しい温もりが伝わってくると頭の中が甘い痛みに酔い、痺れてゆく。お互いの体温を感じて、身体が熱くなるのを感じながら、彼女らの熱い夜は始まる……


◆◆◆

 体臭と汗が女性の胎内から溢れる蜜と混じり合う臭気がマンションの寝室に立ち込める。泉美お気に入りの香水の香りも入り混じり、これが雌の匂いなのだと、多佳子は思う。ベッドの軋み音に紛れ、女性二人のくぐもった声が聞こえる。
 「多佳子…♥」
 「泉美♥私の泉美…♥」
 首筋や鎖骨にキスの痕を残しながら、多佳子は泉美のムッチリと肉づきの良い肉体を味わう。その豊満で片手では、とても、収まらない乳房を揉み揉みと解し、力を入れ、ギューッと揉み、爪を食い込ませると泉美は悩まし気に甘い声を上げる。
 「痛ィ♥」
 泉美が甘える様な声でよがる。痛がっているけど、多佳子を見上げる眼はまるで大人が怖くて仕方のない幼い子供の様…
 「痛かった?舐めてあげるね♥」
 多佳子は微笑み、優しく囁きながら、爪痕の残る乳房にチュッとキスをする。豊満なおっぱい全体を丹念に舐り、やがて、ぷっくりと膨らんだ乳首へと辿り着き、果実を啄む小鳥の様にハムッと口に含んで、チュッチュッと吸い、甘噛みをする。わざと厭らしい音を立てながら、ねっとりと唾液を塗り込みながら舐る。
 「擽ったい♥やあっ♥♥」
 泉美は普段は誰に対しても強気に出る勝気な女性。だが、ちょっと、虐めてやると泣き出すし、甘えた声で擦り寄ってくる。面倒だと思う者もいるだろうが、中学生の頃から変わらないこのギャップが実に可愛い、何よりもツインテールに並ぶチャームポイントだと多佳子は思えてならない。
 「うるさいよ♥」
 多佳子は意地悪く笑うと泉美のもう片方の乳首をキュッと摘まむ。痛みとむず痒さのダブルパンチで泉美はアヘ顔で喘いだ。引き続き、泉美のおっぱいを味わいながら、もう片方の乳首を指でクリクリと擽り、爪を立て、ピンッと弾いてやるとアンアン可愛い声で泣き上半身を上下させるが、多佳子を振り払えるだけの力はない。女性同士の行為でネコ(受け)になれば、果てる事のない快感とぬるま湯にでも、使ってる様なもどかしさ、この甘美な痛みからも逃れられない事を意味する。骨の髄までしゃぶられるか、飽きて、捨てられるまで、この辱めは続くのだ…
 「ドキドキしてる♥」
 多佳子は泉美の重厚なおっぱいに耳を充てる。トクントクンッと小さい心音が今はドクドクンッと大きく脈打っている。
 「コラ♥多佳子♥♥擽ったいってば♥♥♥」
 泉美は嫌がってるハズなのに、嬉しそうに笑い声を漏らす。「嘘つき」とだけ言い、多佳子は泉美のおっぱいを両手でギューギューと力を込めて、揉みしだき。お腹の奥から捻り出された悲痛な叫びにニヤニヤと笑う。おっぱいにチュッとキスをしてから、ムッチリとお肉のついたお腹や腰回りにも唇を落とし、お臍の穴も口づけをする様にじっくりと舐り、香水と入り混じった体臭も胸いっぱいに吸いこみ、泉美の肉体を味わい尽くす。
 「美味しそう♥」
 多佳子は涎を流しながら、ムチッとした泉美の下半身を見つめる。脂が乗って、触り心地も最高であろう恥丘、ムッチリした女陰、クレヴァスからはダラダラと甘美な蜜が漏れ、モチモチの肉づきの良い腿は噛み心地が良さそうだ。唯一の防寒具である黒タイツも汗を吸って、異臭を放ち、ボロ雑巾も同然で今にもはち切れそうである。
 「恥ずかしいよ♥ああっ♥♥」
 多佳子はうっとりとした表情で恥丘にキスをすると執拗に舐りながら、息を吹きかけたり、チュッと吸う。恥ずかしさと生々しい感触に身悶えするも、両脚を多佳子にしっかりとホールドされ、上半身を暴れさせるだけ。大きなおっぱいが悩まし気にプルンプルンっと揺れるが、それも気にも留めずに、局部への責めは収まらない。足の付け根に歯を立てたり、クレヴァスにチュッとキスをすると舌をそっと体内へと潜り込ませる。
 (泉美の中ぁああ熱いぃぃ♥おいしぃい♥♥)
 泉美の想い人の体内熱さだけでなく、人間の肉や胎内から洩れる蜜の味が濃縮され、多佳子の思考を蕩かしてゆく。泉美も体内を蠢く、女性の舌に翻弄されて、甘い声で喘ぐしかなかった。胎内からグラグラと煮立ち、全身の血液が沸騰する様だ。
 「ああぁぁあああ♥♥♥♥」
 一際、高い声で泉美は鳴き、胎内から洪水の様に熱く熱く、甘美な蜜をドクドクッと吐き出してゆく。肩で息をしながら、ぐったりした泉美を愛おしく思いながら、顔中、蜜でベタベタになった多佳子は呟く。
 「こっちも美味しそう♥」
 両足をさらにグッと押さえながら、泉美の大きなお尻、ヒクヒク蠢き、蜜が垂れる穴に心を奪われる。アヌス、菊の穴と呼ばれるそこにねっとりとした舌が触れると泉美は耳までまっ赤になる。
 「そこお尻の穴!!!!」
 「やっぱり嫌?」
 泉美はお尻を責められるといつも、泣いて嫌がる。多佳子はそれが可愛くて可愛くて仕方がない。抉る様に放射線状の穴をクチュクチュと舐め続ける。
 「何が嫌なのかな??」
 「だってそこ………」
 肛門を見られて、嬉しい人間などいるハズはないかと笑うが、愛しい女性の急所を突き、いつもの自信満々の姿勢を崩す、これほど、愉快な事はないと笑いながら、汚濁した蜜のシャワーを再び浴びるまで、お尻の穴を舐め続ける。



◆◆◆

 「お腹ぁぁあ♥♥足ぃぃ♥♥変んん♥♥♥」
 泉美は両手を上げられ、普段、髪を束ねるのに使っているリボンで縛り上げられる。片足を上げられ、指の一本一本から、足の裏を舐められ、脹脛や腿にも歯型や執拗に舐められた様に部分部分が異様に湿り、無防備になった女陰に指を這わされ、全体を舐め回す様に指先で触れ、クレヴァスをなぞる様に嬲り、胎内へと潜ってゆく。
 「泉美の足……ムチムチのモッチモチでとぉおっても……おいしぃぃ♥♥」
 タイツ越しからでも伝わるヌルッとした触感、生暖かい蛭が足を貪り喰う様な苦痛、それもいつしか、甘美な痛みになり、思考もドロドロ融けて、腐ってゆくかの様だ。根元まで指を挿入されて、グリュグリュと蠢いて、お腹を抉られる苦痛に耐え様にも、足への責めでそれも儘ならない。胎内で指が暴れる度に鼓動が大きくなる…
 「熱いし、鬱陶しいから、脱いじゃおうね♥」
 多佳子は嗜虐心いっぱいの笑いを浮かべ、黒いタイツを素早く、両足から剥ぎ取る。ツインテールを結わうリボンを除き、本当の本当に生まれたままの姿になった泉美をマジマジと見つめて、ムチムチの生足を舐りながら、汗をチュッと吸い取る。
 「足っぃい♥♥♥」
 足とお股への責めに耐え切れずにまたもお漏らしみたいにドロッと濃厚な蜜を吐き出す。ズルッと指を引き抜くと多佳子は両足を掴み、開かせる。
 「今度は一緒だよ♥」
 「えぇ??いぃぃぃあああ♥♥♥」
 意味も分からぬまま、泉美は多佳子と女陰と女陰で口づけを交わす。ムッチリした女性の肉体同士がぶつかり合い、ベッドが大きく軋み、パンパンパンッとムチムチの肉と肉とが触れ合う音が木霊し、お互いの熱さを心地良く思いながらも腰を悩まし気にくねらせる度に、血液が沸騰して、頭の中が芯まで焼き尽くされる。心音は煩い程に鳴り、さらなる高みへと目指してゆく。何度やっても泉美はこの衝動に逆らえず、多佳子は死ぬまでやり続けても、飽き足らないぐらいだとすら思えている。
 「泉美ぃぃぃぃっぃい♥♥♥♥」
 「多佳子♥♥♥♥♥」
 想い人の名を呼びながら、女性同士で愛する事で身も心も支配された二人は絶頂へと達して、熱く、超濃縮された体液が硫酸の様にその雌の匂いが染みついた脂の乗った肉体を侵してゆくのだった……



◆◆◆

 「雪……綺麗ね…多佳子♥」
 泉美はキスマークだらけの身体でそっと多佳子に寄り添う。豊満な肉体の心地良さと体温、ツインテールにされた赤みがかった茶髪が汗で汚れた肌に触れる。多佳子も泉美の腰に腕を回してやる。
 「本当に綺麗……」
 夜空に降り頻る雪を見ながらも泉美のムチムチの裸身に目を奪われる。少女の時とは違う魅力がある、成熟した肉体、大人の女性の妖艶さと子供っぽい可愛さと遊び心も合わさったツインテール、そして、結われた髪もスタンドの柔らかい光に中てられ、紅く、艶やかに映る。多佳子の胸はまたも高鳴り…
 「良いよね?」
 「うん♥」
 多佳子と泉美はまた、深く深く口づけ、どちらが言うともなしに、交わり始めるのであった……

 夜見山の呪いの3組で怖い思いもした、失ったものもある、それでも、多佳子は泉美の傍に居られる事、大好きな少女が自分を選んでくれた事、それだけでも、今日まで生きてきた意味があるのだ。そう信じながら、今宵も甘く、熱い時を過ごすのだった……



​ FIN

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