​アナタは

​人目 

​の

​死者

ヴァンパイアレディのしもべはみさき百合夫婦に可愛がられるそうです

 都心よりも寂れている夜見山だが、ハロウィンで賑わうこの時期はポツリポツリと明かりが見えた。マンションの一室から、町を見下ろしている亜紀には、その灯の一つ一つから、人々がお化けやジャックオランタンで彩られた町を往く人達の笑顔が思い浮かび、雑踏が聞こえた様に感じた。
 「杏子ちゃん。今頃、何してるかな…」
 世界で一番、大好きで仕方ない恋人の名を呼ぶ。亜紀の掌の温もりと息で日の落ちた深々と冷える夜見山を映し出すガラスが薄っすらと曇る。女性二人で住むのには些か、広過ぎると感じるこのマンションの一室で杏子と亜紀は身を寄せ合って、暮らしている。女性同士で愛し合う事を選んだ彼女らだけが外の世界から切り抜かれたかの様に…
 「杏子ちゃん…」
 夜見山の中学校に通っていた頃から、クラスメイトの目を盗んでは、友情とは異なる、絆を育み、彼女らは少女同士で「恋人」と呼ばれる間柄になった(殆どのクラスメイトには、バレバレだったが)。≪現象≫でクラスメイトの誰かが、死ぬ。呪いの3組で≪死者≫の影に怯えていた亜紀を杏子は抱き締め「大丈夫」と励まして、宥めてくれた。運命の日、夏の合宿であの粗末な館で生まれたままの姿で愛し合い、彼女らは結ばれた。大人になってからも杏子と亜紀の恋愛関係は続き、火の気のないマンションで今も最愛の恋人の帰りを待ち続けるのだから。
 「あぁ…あ…うぅ……!」
 亜紀は徐に剥き出しになった性器に触れる。リボンとフリルのついた可愛らしいまっ赤なブラに包まれた豊かなおっぱいがタプンッと撓む。胸から下は紅いリボンとフリルで飾りつけられた薄いタイツを履いている以外はほぼすっぽんぽんで秘所に指を這わせる度にクレヴァスから透明な蜜が溢れる。先程まで、最愛の女性、杏子に抱かれた事を思い出しながら…
 「杏子ちゃ……ん…♥」
 電気スタンドの柔らかい光の中に浮かび上がる栗色のサラサラとした長髪と脂の乗った豊満な肉体、汗ばんだ白い肌と香水が混じり合う甘い匂い、獣の様な息遣いとまるで血肉を喰らうかの様に肌を蠢く、生暖かい唇と舌、抱き合うと伝わってくる肌の温もりは身体の芯から焼く様にじわじわと脳裏を侵し、口づけを交わす度に心を融かし、生き血を啜られる杏子と、この邪悪なヴァンパイアレディとの性交に溺れてゆく。女陰を触れられ、舐られ、お腹の中まで弄られる、感覚が杏子以外の女性を知らない亜紀を壊してゆく…
 「今頃……わ……たし…以外……の女の…子…と……!」
 女性をも魅了する恋人、男性に興味はないという言葉に嘘はない、だが、彼女に惹かれた女性達、初めて、女性の色香や妖艶さに触れる少女達が放っておく訳がない。杏子にベタベタと甘えたり、馴れ馴れしく、話しかけてくる女性を何人も目にしている。露骨に亜紀の前で抱きついたり、「しよう♥」なんて言葉を囁く、あからさまに自分を売り込んでくる女性もいた。自分以外の女性、時には、夜見山中の女生徒や中学にも上がっていない少女と共にハロウィンで賑わう夜見山の雑踏に消えていく。そして、その度に紅いマントを靡かせる女性の吸血鬼が少女を毒牙に掛けた、ヴァンパイアレディの百合奴隷に堕ちた女性の噂が囁かれる。最近では、真祖様の手でヴァンパイアレディと化した女性達が嫌がる少女を輪姦し、その血と愛液で喉を潤し、犠牲となった少女もまたそのヴァンパイアレディや彼女らの真祖のしもべになったという痛ましい事件まで起きている。
 『私と亜紀の幸せを他の女の子達にも分けてあげたいの♥』
 杏子と結ばれて、女性同士で愛し合う至福の時、それを自分以外の女性にもいっぱいお裾分けしたい、女性しか愛せない女の子がその想いを果たせるのであれば、それにこれは真祖として、目覚めたヴァンパイアレディの宿命なのだと、その想いで杏子の言葉を信じたが、愛しい杏子が他の女の子達に甘い声で愛を囁いていると思うと気が気ではない。今頃はハントした女の子を犯し、その喘ぎに酔い痴れて…
 (そんなの!!!でも!でも!)
 想像すらしたくない光景、それさえも杏子に与えられた甘い痛み、恋人を想うと身体中を駆け巡る鮮血が煮え滾る様な熱さにかき消される。冷たいマンションで待つ事も杏子が愛してくれた至福の時を思い出せば…
 「あぅぅあぁぁぁああ♥♥♥」
 杏子に抱かれた熱さがまだ身体に残る亜紀は己の性器への責めを止められず、先程、想い人に弄ばれたばかりだというのに、絶頂へと達する。ぼたぼたぼたと熱い飛沫がフローリングの床を汚す。
 「杏子ちゃぁあん♥」
 まるで母親の帰りを待つ子供が恋しさのあまり、泣く様に亜紀は頬を紅潮させ、眼の隅に涙を浮かべ、甘ったるい声で恋人の名を呼ぶ。荒くなった吐息を白い靄の様に発ち込める…

◆◆◆

 「ああ♥いーけないんだぁ♥」
 真紅のレオタードの様に豊満な身体をピッチリ覆う衣装を纏う茶色がかった髪を三つ編みにした女性がまるでおいたをした子供をバカにするかの如く、楽し気に笑う。黒いタイツのみで太い足を惜しげもなく、晒しており、裸に近い格好の亜紀も思わず、目を背ける。
 「藤岡さんこそ…恥ずかしくないの?」
 頬を紅潮させている亜紀の仕草に笑いが堪え切れないかの様に未咲はころころと笑う。
 「未咲で良いよ♥亜紀ちゃんも私も杏子さんに血を吸われた仲じゃない♥」
 笑顔で残酷な事実を宣言する未咲に亜紀は吐き気すら覚える。ヴァンパイアレディに覚醒した者はどうして、皆、エッチな恰好をして、女性同士での厭らしい交わりに抵抗がなくなるのか、自身も色欲に染まっている事を否応なしに認めざるを得ない亜紀もこれは時折、首を傾げるのだった…
 「百合奴隷同士なんだから、仲良くしようよ♥ねえ?鳴♥♥」
 未咲の双子の姉妹であるにも拘らず、どことなく、クールな雰囲気を漂わせている女性が杏子と亜紀の寝室に臆面もなく、入ってくる。艶やかな黒髪の隙間から、未咲と同じ紅い瞳と人間のそれとは明らかに異なる青緑色の人形の眼が覗く。血が通っていないかの様に病的に白い肌、まるで亡霊の様に物静かだが、不思議な存在感がある女性、眼帯こそしていないが、紛れもなく、呪いの3組で≪いないもの≫だった眼帯をした寡黙な少女、見崎鳴だった。あまりにも対照的な未咲と絡む姿は、誰とも、交わりたがらないあの≪いないもの≫からは想像がつかない。
 「未咲が先に杏子さんに噛まれたんでしょ♥この浮気者♥」
 「ごめんね♥でも、鳴と私の愛も不滅だよ♥」
 身体のラインがクッキリ見える露骨にエロい格好で未咲は黒と暗い蒼でコーディネートされたウィッチハットとマントを羽織る最愛の伴侶、鳴に抱きつき、亜紀に見せつけるかの様に口づけを交わす。
 (やっぱり、姉妹同士で……)
 杏子から「見崎さんは姉妹で百合婚したのよ♥」と聞かされた時は揶揄われているか、百合夫婦の様に仲睦まじいという意味だと受け取っていた亜紀も呪いの3組の仲間が自分達と同じ道、いや、血肉と命を分け合った実の姉妹同士で契りを結び、性の対象として、愛し合う背徳的な行為が目の前で繰り広げ、みさき百合夫婦が本来は許されない愛に溺れている事その眼に、骨身や魂にまで、刻まれるのを感じ、トクトクッと心臓が鳴る…
 「杏子さんが手籠めにしてくれたお礼♥」
 「一緒に仲良くしようね?」
 みさき百合夫婦の愛が歪んでいたとしても、紛れもない真実だとしても、お互いに愛し合い、結ばれた女性同士のカップルの甘美な血を味わい、犯したのだ。そのあまりの邪悪さに震えが止まらない。杏子への愛情故に彼女が多くの血族を増やしている淫行に目を背けた亜紀でさえも、ヴァンパイアレディと化した百合夫婦を前に嫉妬心を通り越し、憎悪なのか、悲しみなのかも分からない感情に呑まれてゆく。
 「いや!」
 亜紀はじりじりと迫る百合夫婦から逃れる様に後退りする。後ろは、ガラス一枚隔てた先はベランダだ。ここは5階、内気な亜紀には、おっぱいと足以外に覆う物がない殆ど裸の恥ずかしい格好で外に逃げるだけの勇気はない。獲物を追い詰めた猫の様に未咲は舌舐めずりをし、鳴は黒いマントを開け、蝋の様にまっ白な豊満な身体を見せつける。ダークブルーのビキニを思わせる格好で履いているタイツも暗い蒼色だ。魔女の仮装をしていても、エロい格好で女性を襲う事に躊躇も罪悪感もない未咲や杏子と同じ艶かしさを纏っている。女性とはいえ、杏子以外の誰かに犯される嫌悪感が追い詰められている恐怖よりも大きくなり、震える足に力を入れ、駆け出す。
 (トイレなら、何とか!)
 狭苦しい上に便器の上で用を足すのは御免だが、ヴァンパイアレディの本能に目覚めた百合夫婦と一夜を過ごすよりは安全と高を括るが、亜紀の小柄な身体は魔女の格好をした蝋の様にまっ白な女性の身体にすっぽりと収まる。後ろ手に回され、指と指を何かで縛られる。力尽くで振り解こうとすると指が千切れる様な激痛が走る。大人とは言え、他の女性に比べて、体躯の小さい亜紀が鳴の手から逃れられる訳がない。
 「離して!離して!!」
 亜紀はお股もお腹も丸出しの無残な恰好で足掻く。
 「暴れても無駄だよ?それ電気コードとか束ねるやつだけど、亜紀さんの力じゃ解けないんじゃないかな♥」
 鳴は耳元で意地悪く囁く。暴れれば暴れる程に指に食い込む。血が出る様な痛みと急所を探す様に身体を弄る鳴の優しいタッチと厭らしく嬲る様に蠢く責めを受け続ける内に段々と足掻く力も弱々しくなっていく。拘束の手口からして、女性や少女を犯すのに慣れているのが分かる。
 「いやあ!…あっ……」
 亜紀は百合奴隷として、身も心も捧げた真祖様にして、恋人である杏子以外の手で絶頂に達してなるものかと歯を食い縛るもいつの間にか、喘ぎを漏らしている。鳴に触れられた箇所が熱くなっている、それどころか、先程、達したばかりなのに、女陰がダラダラと愛液を漏らす。
 「心と身体は別なんだよ?いい加減に素直になりなさい♥」
 鳴の優しい、厭らしい囁きが脳裏に響く。おっぱいを揉み揉みされ、恥ずかしさのあまり耳までまっ赤になる。
 「うふふっ♥小振りなおっぱい♥あんまり、杏子さんに可愛がってもらってないんじゃない?」
 エッチをするとおっぱいを揉んでもらうと大きくなるなんて、エッチの時、いつも、揶揄われて、言われるとすぐにムキになる亜紀だが、そんな意地悪な杏子と笑い合う時間がとても心地良かった。恥ずかしさや苛立ちさえも杏子の大きく、重厚な乳房とぷっくりと熟れた乳首に見惚れている内に溶ける様に消えているのだ。赤ちゃんではなく、最愛の女性におっぱいを吸ってもらう悦び、乳首と乳首のキスで女性同士だから得られる快感、幾度、その愉悦さに溺れ、夜を明かしただろう。出会った頃よりも膨らんだ乳房を杏子は何度も愛撫し、口づけてくれた。杏子と比べると小さいと言っても、「エッチしても大きくならない」と愚痴っても、優しく抱いてくれた。
 「嫌がらないで♥私が揉んであげれば大きくなるかもよ?」
 杏子との愛情溢れる性交と違い、この人形の様に整った顔で卑しい事ばかり、口にするまっ白い女性は泣きながら「やめて」と懇願するヴァンパイアレディのしもべを玩具にして、より穢し、深い闇の底へと堕とそうとしている。乳房を揉む力も強くなり、乳首の周辺にわざと爪を立て、円を描く様に弄る。
 「でも、杏子さんだって、大きなおっぱいが好きなんじゃないかな♥」
 未咲がニヤリと笑い、鳴の手で堕とされそうな亜紀に囁きかける。亜紀よりも肉付きの良い身体を彼女よりも少し大きな胸を震わせる。
 「鳴と私のおっぱいを舐めて、触ってくれたんだ♥何度もね♥」
 「お返しに私と未咲も杏子さんのお乳いっぱい吸わせてもらったけどね♥」
 百合夫婦の双子姉妹が大好きな杏子と乳繰り合った話、聞きたくなくても耳に入ってくる。涙を堪えながら、屈辱的な責めに耐える亜紀の身体がビクンッと痙攣する。鳴の細い指が女陰を擽り、クレヴァスに潜り込み、杏子に触れてほしかった敏感な個所を探り当てた。お腹を内側からグジュグジュに融かされる様な感覚、乳首と共に性器を弄ばれ、辱められ、亜紀は生まれて初めて、最愛の杏子以外の女性の手で達する。
 「ああっ!!っあぁぁあああ!!!」
 亜紀は自慰をした時よりも濃密で熱い蜜を放ち、自分を犯したオッドアイの女性の腕の中でぐったりとしたまま、その身を預けるのだった…

◆◆◆

 「杏子さんとこんないけない遊びしてるのかな♥」
 未咲は獲物で遊ぶ子猫の様に無邪気で嗜虐心いっぱいの表情で両手を鎖で拘束された亜紀の身体を弄ぶ。バンザイの姿勢でおっぱいや股間への責めに悶えながらも、鎖が天井に備え付けられたフックに引っ掛けられ、身を捩っても逃げられない。未咲の愛撫はおっぱいと剥き出しの女陰に集中し、亜紀が喘ぐ度に無駄と知りながらも脂の乗った肢体と少し小振りなおっぱいが暴れるのが、愛おしくて、可愛くて仕方ない。
 「今度は杏子さんを吊るして、私達と一緒に可愛がろうよ♥」
 未咲の囁きはこの変態の百合夫婦と共に杏子を虐める、強姦すると誘われたに等しい、残酷で下卑たものだった。「お仕置き」と称し、杏子が自分にしている辱めを最愛の杏子が受けるのかと思うと反吐が出る。一方で今度は自分がヴァンパイアレディの真祖とまで噂される女王の様な想い人を辱められる、そう思うと胸が高鳴るのを感じた。ガチ百合のお仲間が捕らえた女性を犯し、拷問するのに使う為のグッズを譲ってもらったのだと、いつか、杏子が嬉しそうに話してくれた。これに繋がれた時、言葉責めに遭いながらも全身を舐め回されたり、指を這わされ、鞭で打たれ、それから、何週間も傷痕を隠す為に夏も終わったばかりだというのに、厚手の衣服で外出を余儀なくされた事さえあった。自分は杏子の奴隷なのだと死ぬまでこの女性の傍から離れられないのだと、それが最高の幸せだと思うが、ほんの少しでも、この手で杏子に同じ辱めを与えてやりたい。そんな想いが一瞬、脳裏に浮かび、思わずに小さく「うん」と頷いてしまう。
 「あらあら、百合奴隷の癖に生意気だぞ♥」
 鳴がケラケラと笑いながら、スマホで亜紀の杏子を可愛がりたいと思い、頷く姿を撮影していた。鳴と未咲に凌辱されながらとはいえ、好きな女性をこの手で犯したいという胸の内を看破され、言質を取られた事に変わりはなかった。
 「杏子ちゃ……に…だ…けは……言わな……!」
 亜紀がお腹の奥底から絞り出す様に懇願するが、それを未咲がクレヴァスの奥深くに指を捻じ込む形で遮る。鳴は眼を細め、笑うとポンッとスマホをタップする。
 「ごめんなさい……もう送っちゃいました♥」
 杏子が共に血を吸い合い、熱い夜を過ごし、ヴァンパイアレディと化した女性達に犯された上に愛する杏子の一番であり続けたかったのに、それさえも奪われてしまう。
 「杏子さんにもう義理立てする必要はなくなったでしょ?」
 鳴はスマホをソファーに放ると亜紀に歩み寄る。鳴の未咲とは違う、少し切れ長の眼に亜紀は一瞬、ポーッとなる。杏子の様に大人びた美人に弱いのかと思う間もなく、亜紀はその唇を塞がれる。
「うっ…ううぅ…あぁぁ……!」
 (本当に可愛い♥この初々しさ、本当に杏子さんの彼女さんかしら?)
 鳴のディープキスをされ、腰の手を回され、ホールド、未咲に胸と女陰を弄ばれ続けて、頭の中に電流が走る。恥も外聞もなく、熱い飛沫を上げて、鳴のまっ白い肢体と自分の大人の女性にしては、まだまだ熟し切れていない身体にドロドロに濁った炎を放つ。
 「恋人以外の女に犯されて、イッっちゃた上に裏切り自白までしちゃって!!本当に亜紀さんは淫乱なんだから♥♥」
 未咲の無邪気で残酷な笑いが心を抉り、亜紀は達したまま、意識が遠のく。
 「きゃあっ!!!」
 突然、顎や肘に鈍痛が走る。フックから鎖を下ろされたものの、後ろ手に鎖で縛られたまま、未咲にフローリングの床に力尽くで押さえつけられる。恐る恐る目を開くとそこに白くて、ドロドロに愛液で汚れた恥丘が広がっていた。
 「貴女が汚したんだから、ちゃあんっと綺麗にしなさい♥」
 鳴は脂の乗った恥丘を亜紀に押しつける。亜紀の鼻孔にあらゆる体液が混じり合った異臭が広がり、思わず、嘔吐しようとするが、無理矢理に股間を食わされ、未咲に肩を掴まれ、押し出される。両手を縛る鎖がジャラジャラと鳴り響く…
 (杏子ちゃん以外の……他の女の人のお股…舐めて……)
 亜紀の涙と涎、溢れ出す鳴の愛液がフローリングの冷たい床を生温い泥濘の様に汚してゆき、それさえも舐め取る様に鳴は笑う。鳴が自分以外の女性の舌と温もりに酔い痴れる姿に嫉妬したのか、それとも、亜紀の温もりが欲しくなったのか、未咲は徐に四つ這いになった亜紀の女陰に舌を這わせる。
 「あったかあい♥」
 「うぐぅぅうっ!!!!!」
 暴れる亜紀を抑えながら、未咲は少しムッとした表情をする。
 「良い子にしないと今度はお尻の穴、舐めるからね♥」
 未咲の脅しに「お尻の穴」という卑猥な言葉に怯み、亜紀は抵抗せずに鳴と未咲の与える快楽に身を委ねる。口からも下半身からも人間の肉の味が感触がする、同じ一つの命から生まれたという出自も相俟って、まるでこの二人の身体の中に溶け合ってゆく、それさえも心地良く思えていた。自身の胎内から、性器を舐める様に強要する黒髪の悪魔の様な女性の熱い蜜が洪水の様に溢れ、寒々としたマンションの一室を卑猥な熱と水音で染めてゆく…

◆◆◆

 「ああっ…ああっ!…あぁぁ!!」
 「イクッッ!!!亜紀さん……可愛いぃ♥♥」
 ギシギシッと大きくベッドが軋む。万歳の姿勢で未咲に両手首を掴まれ、タイツもブラも剥ぎ取られ、小振りなおっぱいがブルンブルンっと暴れ、身動きも取れないままに鳴に犯され続け、亜紀は悲鳴そのものとしか思えない声で喘ぎ続ける。鳴は杏子以外の女性を知らない女陰に己の女陰を重ねる。種付けプレスと呼ばれる浅ましく、野蛮な行為、パンパンッとムッチリとした腿が交差して、ムチムチの肉と肉がぶつかる卑猥な音が響き渡る。局部と局部の間からは既に白い炎の様に胎内で燃え滾る蜜が迸った。
 「杏子…ちゃ………!」
 掠れて消えそうな声で想い人の名を呼ぶ、そして、彼女が助けに来て、また、その腕で抱いてくれると、その願いが届く事はない…
 「亜紀ちゃん…♥本当に杏子さん好きなのね♥」
 「本当ね♥他の子達なら、こことここでキスしたら、すっかりバカになっちゃうのにね♥杏子さん、惚れる訳だ♥」
 鳴と未咲は亜紀を愛おしく、思う一方でこの杏子しか愛せなくなった百合奴隷を堕としたくて、堪らなくなる。初めての体験が女性である事に戸惑いながらもガチ百合に堕ちた少女がいた、ノンケと言っていた女性が「もう一回しよう♥」とおねだりしながら、喜んで、豊満なおっぱいや女陰を曝け出し、女性の股を見ただけで濡らす変態に成り果てた、女性同士で結婚した、他のカップルとも集団乱交した事もあり、仲良く、スワッピングもした。しかし、この亜紀だけはその何れとも違う。流石は女性や少女を次々と毒牙に掛けたヴァンパイアレディの真祖が最愛の恋人に選んだだけある。
 ((だから、私達でこの子を壊してやるんだ♥♥♥))
 パンパンッという卑猥な音はどんどん大きくなり、鳴も女陰も亜紀の女陰の温かさを味わいながら、グラインドする。グツグツと甘い蜜がマグマの様に煮え滾る。
 「きょぉぉぉこぉぉおひゃあああぁぁんん!!!」
 「イックうぅぅぅぅううぅう♥♥♥♥♥」
 「鳴も亜紀さんもイッちゃええぇぇえ♥♥♥♥」
 「うぼぉぉぉぉぉおおおおぉぁぁあああ!!!!!」
 子猫の様に愛らしく、大人しい亜紀からは信じられない様な獣の咆哮の様な叫びと共に熱い熱い蜜を放ち、鳴の胎内を焼く。鳴の濁った熱々の蜜も亜紀の胎内や肌を穢す。鳴と亜紀の股間と股間からの放出に疼いた未咲も亜紀の顔を覗き込み、そのまま、ぶちゅーっと口づける。喉の奥へと呑み込まれた叫びと共に未咲の唾液が口内を犯してゆく。
 「良いよぉぉ♥」
 未咲は蕩ける様な表情でキスから解放する。ねっとりとした唾液が舌から滴る。鳴と亜紀の股間もドロドロとした蜜で繋がる。ネチョッとした愛液の橋に触れ、鳴は口に含む。自分と亜紀のそれが混じり合っていると思うと興奮が抑え切れない。亜紀の両足を押さえ、持ち上げると仰向けのまま、両足が全開になっている恥ずかしい格好にさせ、まるで肉まんにでもかぶりつく様に亜紀のお股にむしゃぶりつく。
 「おいひぃぃ♥♥」
 「やぁぁぁああぁあ!!!!」
 鳴のうっとりした表情で女陰に食らいつく様に負けじとばかりに未咲も上半身にある二つの桃まんにカプっと歯を立てる。腿の様に鮮やかな桃色のぷっくりした果実をしゃぶる。おっぱいとお股の責めに狂いながらも、身を捩ろうとするが、華奢な身体を押さえられ、逃れる事も叶わない。鳴はこのおいしい肉まんを逃すまいと足の付け根から、恥丘を駆け上がるかの様に舐り尽くし、ヒクヒクと蠢く放射状の穴に目をやる。舌を尖らせて、突き、抉る様に舐り、味わってゆく…
 「おしぃぃぃりぃぃぃ!!!!!」
 肛門を女性の舌が襲い、お腹の中を、腸内を直に舐められていく。鳴はここを犯すのが気に入ったらしく、数時間も執拗に責められ続け、飽きたら、飽きたらで指や手近にあった物を挿入され、ガバガバに解れるまで、玩具にされるのだった。

 ハロウィンで浮かれる夜見山に今宵もヴァンパイアレディの手に堕ちる少女や女性の歓喜の声が響く。
 その間、彼女の最愛の恋人が、誰にも知られずにヴァンパイアレディと化した百合奴隷達に犯されているのだった……



​ FIN

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